第1回ELP診断技術フォーラムより

ELP診断技術フォーラムの発足に当たって


代表幹事  河合 忠
 幹事 櫻林 郁之介
 幹事 芝  紀代子



 1937年チゼリウス博士が電気泳動装置を開発して50年、コーン博士の開発したセルロースアセテート膜電気泳動法が日本に紹介されて既に26年経過しております。

 そして現在、電気泳動法はあらゆる分野の医学的・生物学的研究に不可欠な技術となっています。特に臨床の分野では、セルロースアセテート膜電気泳動法による血清蛋白分画の普及はめざましく、依頼検体の増加に対応すべく出現した全自動電気泳動装置での測定も急速に普及し始めています。

 このような時期に当たって、血清蛋白分画のデータを臨床のドクターに、そして患者により一層効果的にフィードバックしていくためには、何が解決すべき課題かということを考え、それらの課題を血清蛋白分画について関心を持っておられる方々と共に考え、一つづつ解決していこうという主旨で、ELP診断技術フォーラムを発足させました。

 この主旨に賛同いただき、多くの御協力と御参加をお願い申し上げます。

 1989年9月



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