コントロールサーベイ10年間を回顧して(1)
【第1回から第5回までの5年間について】
1−1.データー分析方法
当初、X−R管理を用いてサーベイ分析結果報告をしていたが、第2回目に当フォーラム世話人委員会より装置の良否を一つの指標で表示できないかとの間題提起がなされた。その課題の解決法の一つとして主成分分析法を用いた総含評価分折を第3回目より実施した。
主成分分析法を用いた総合評価とは、分画の各項目すなわちAlb、α1、α2、β、γのデーターの関連性を取り入れることで、カタヨリ+バラツキという一つの数値で装置の良さ(悪さ)加減が判断できるようにしたものである。これを用いる事により各項目単独で見ると正常に思えるものでも、関連性の矛盾により異常が発見出来る様になった。
当サーベイにおいて測定部のデーター歪みを3例発見する事が出来た。
1−2.サンプリング方法
目的のデーターを得るためのサンプリングを、最小限にすることをテーマとして検討を加えた。主成分分析法を用いた事で当初2種類の検体を用いていたものが、1種類の検体でも充分な結果を得られる様にした。
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