第 9 回発表・抄録番号 2

免疫固定電気泳動法で型判定が困難であったIgM型M−蛋白例 (9)

【メルカプトエタノール処理について】
  • (質問者)ME-処理の件ですが、反応時間とか、温度等、文献によってもいろいろ違いますし、ルーチンレベルと実際SDS-PAGEを流したりするときとそれぞれ違うと思いますので、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

  • (司会、質問に答えて)日常検査で一般的に行う2-ME処理法は、血清300 μLに0.1 mol/L、2-MEを1滴(50 μL)加え、37℃、2時間インキュベートする方法で十分と思われます。
    一方、SDS-PAGEでは免疫グロブリンのH鎖とL鎖のS-S結合を切断しなければなりませんので、使用するサンプル処理液の2-ME終濃度は約0.7 mol/Lとかなり高い濃度になっています。ただ、0.1 mol/L、2-ME濃度の温和な条件でも、異常蛋白の構造により非常に分解を受けやすいものがありますので注意が必要です。



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