第 8 回発表・抄録番号 2

Separax−SP膜及び各種セ・ア膜と反応IgA型M蛋白例について

データ区分γ分画の異常
71 歳 男性
診 断 名慢性腎不全(透析)、前立腺肥大、右脳梗塞
泳動コメント4分画、β〜γ位にかけて異常蛋白体。
アガロース:M蛋白検出。
免疫固定法:IgA−κ型。
検査の流れセレクタ膜による異常分画
 →各種支持体の泳動像の比較
 →免疫電気泳動・免疫固定法
 →泳動後膜を洗浄する試験
 →カラムゲル濾過による精製
 →メルカプトエタノール処理
 →特殊処理セア膜による泳動試験
 →SDS-PAGE・ウェスタンブロッティング
要  約各種セ・ア膜と反応するIgA型M蛋白について。透析膜に吸着するタンパクは膜によってさまざまであるが、それがタンパク分画に影響することがあるのではないか。
学会発表第47回日本電気泳動学会総会
田口睦子ほか:セルロースアセテート膜と反応するIgA−κ型M蛋白の免疫化学的特性(抄),生物物理化学 40:250,1996

分画報告書






 免疫電気泳動像



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