| データ区分 | : | γ分画の異常 |
| 55 歳 男性 | ||
| 診 断 名 | : | 肝硬変 |
| 泳動コメント | : | γ分画陽極よりに2つのM蛋白。 免疫電気泳動:IgG−κ型2本確認するもIgAは不明。 |
| 検査の流れ | : | M蛋白 →免疫電気泳動・免疫固定法でIgA同定できず →尿中免疫電気泳動 →SDS−PAGE後PVDF膜転写 →メルカプトエタノール処理後免疫固定法 →ノイラミニダーゼ処理後免疫固定法 →Neuro.処理後ME処理 |
| 要 約 | : | 多発性骨髄腫ではなく、肝硬変でM蛋白が複数出現した症例。IgA−κ型M蛋白が免疫固定法でブロードになったのは、シアル酸などの糖鎖による修飾を受けていたからではないか。 M蛋白と膠質反応について。 |
