第 8 回発表・抄録番号 1

血清蛋白分画において複数のM蛋白を認めた1例 (1)


臨床検査成績
Hb12.8ALP390IgA981
Ht36.5ChE56IgG2046
異型リンパ球1GOT35IgM98
桿状球sta3GPT25
血小板数5.1LDH250TP7.2
好塩基球0γ-GTP85ALB3.0
好酸球11TTT0.5
赤血球数399ZTT1.2蛋白分画
単球9総BIL0.74A/G1.19
白血球数3500直接BIL0.35154.3
分葉球seg35クレアチニン0.921.9
リンパ球40尿素窒素11.4314.1
Blast0Cl109416.3
Pro0K4.058.8
N.Mye0Na14464.6
N.Met1T-CHO106 
AFP2.0
CRP0.20
CEA2.6
  
  
 今回 IgGとIgAの複数のM蛋白を用いた症例において免疫固定法でのIgAのM蛋白が2本線になっていることで、本フォーラムで報告することになりました。

 症例 55才男性 診断は、肝硬変です。平成6年より肝機能異常を指摘され、近医にて経過観察されていましたが、本年2月、上部消化管内視鏡検査により、食道静脈瘤、胃静脈瘤を認め、精査加療目的にて入院。食道静脈瘤を結さつ治療、胃静脈瘤については治療不能であったため経過観察となり6月退院に到りました。

 血清蛋白分画において、βおよびfastγ分画に2つのM蛋白を観察、α 〜β位分画の間も増加が認められました。免疫グロブリン定量で、Ig A、Ig Gの増加が認められましたがTTT、ZTTとくに、ZTTの低値が気になりました。



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