第 7 回発表・抄録番号 4
セパラックス膜において、
α
1
−位の速い易動度を示したIgA、M−蛋白血症の検討
データ区分
:
α
1
分画の異常
57 歳 女性
診 断 名
:
多発性骨髄腫、手根管症候群、アミロイドーシス
泳動コメント
:
α
1
−位の速い易動度を示したバンド確認。
免疫電気泳動:IgA−L鎖のκ型+BJP(k型)
検査の流れ
:
タンパク5分画の異常
→免疫電気泳動
→ノイラミニダーゼ処理で変化なし
→ジャッカリン処理で消失
→ウェスタンブロッティング
→還元剤処理
要 約
:
IgA
2
の非常に珍しいサブクラスであること、
IgA
2
m(1)
のアロタイプを持った珍しいMタンパクであることがわかった。
学会発表
:
第46回日本電気泳動学会春季大会
杉村智恵子ほか:血清蛋白分画で
α
1
分画が異常高値を示した
IgA
2
m(1)
型多発性骨髄腫と推定される1例(抄),生物物理化学 40:64,1996
症例報告
:
杉村智恵子ほか:
α
1
位に易動度をもつ
IgA
2
m(1)
−κ型M−蛋白の1例,生物物理化学 41:207-210,1997
免疫電気泳動像
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