第 7 回発表・抄録番号 3

セパラックスSP膜において、β分画が異常に高くなった症例の検討 (1)


症例 70歳男性
1ヶ月前より腰痛、膝痛あり。
昨年1月に糖尿病発病。食事療法、運動療法で血糖値を正常にたもつ。
また、40歳くらいから高血圧発症。降圧剤使用中でコントロール良好。



 日常検体において、βグロブリンに高い検体が認められました。我々の施設においても、蛋白分画をおこなう際、膜を見直し、分画パターンと比較するように心がけて業務を行っています。そこでこの症例がM蛋白かトランスフェリンかなどと論議されたわけです。

 当施設では免疫電気泳動はおこなっておりません。従って先生に連絡を致しまして、もしよろしければ免疫電気泳動を追加していただけないかとお願いいたしました。その時に、既往歴などをお聞きしました。

 入院前検査成績



次へ   ELPフォーラム症例検討会へ戻る