H9.6.3発症の急性骨髄白血(M2)の15歳、男性。
化学療法で完解後、one locus mismatch骨髄移植。
移植後2週間で生着。その後、CMVに感染。
出血性膀胱炎を併発し、HBe抗原の陽性化、肝GVDH。
M蛋白血症が出現し、移植後リンパ増殖性疾患
(PTLD)を発症。
症例1は、平成9年6月発症の急性骨髄白血病M2タイプの15歳の男性です。化学療法で完解後one locus mismatch の姉より骨髄移植後2週間で生着が確認されました。その後サイトメガロウィルスに感染し、出血性膀胱炎を併発しHBe抗原の陽性化、肝GVDHを発症後、血清中にM蛋白が出現しました。その後、移植後リンパ増殖性疾患を発症した症例です。