| データ区分 | : | α2分画の異常 |
| 75 歳 男性 | ||
| 診 断 名 | : | MGUS |
| 泳動コメント | : | Separax‐SP膜:α2分画にMバンドが認められた。 免疫電気泳動:IgG‐κ型、尿中にκ型BJP。 |
| 検査の流れ | : | α2分画の異常(M‐bandなのかα2領域の割れる現象か?) →免疫電気泳動(α2〜β領域に存在するハプトグロビン、ヘモペキシンも確認) →免疫電気泳動(血清および尿) →IgGサブクラスの定量 →免疫固定法(IgGサブクラスの確認) |
| 要 約 | : | Separax‐SP膜での蛋白分画にてα2領域にM‐band様の異常分画を認めた。これが、α2〜β領域にかけて存在する蛋白の増加なのかを確認するために免疫電気泳動を行った。結果はIgG‐κ型M蛋白がα2領域に存在した。IgGにはサブクラスがあり、かなり陽極側から分布することから、IgGサブクラスの定量および免疫固定法を行い、G4サブクラスのM蛋白と同定した。尿中にはκ型BJPが存在するが血清中のIgAおよびIgMの抑制ならびにIgGの増加が認められなかったことから、MGUSとして経過観察となった。 |
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| TP | 6.5g/dL | |
| A/G | 1.62 | ||
| Alb | 61.7% | ||
| α1 | 2.4% | ||
| α2 | 15.5% | ||
| β | 10.7% | ||
| γ | 9.7% |