第 11 回発表・抄録番号 1

腎疾患患者から見い出されたβ領域のM蛋白の検出について (1)

 腎障害は多発性骨髄腫の主要症候の1つであり、腎障害患者でのM蛋白の検出は臨床的に重要であります。今回、本院の腎障害患者の血清蛋白電気泳動において、β-グロブリン領域にM蛋白を見いだしたので、報告します。

 症例。75才、女性。昨年春より手足の浮腫のため本院を受診。尿蛋白4+、低蛋白血症よりネフローゼを疑い治療を開始しました。腫瘍および感染症はなく、利尿剤などにより浮腫は改善されるものの、尿蛋白は4+のままでありました。アミロイドーシスの疑いがありましたが、腎正検では明確に確認できませんでした。現在ネフローゼ状態のまま、対処療法中です。



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