病態の説明5

 「肝硬変の疑い」の例

デンシトグラム☆病態の基本
  1. 判定条件
    1. β‐γ bridging(あるいはβ−γ linking)の存在
    2. αグロブリン分画の減少
    3. γグロブリン分画の増加
       
  2. 病態
     β‐γ bridgingになるようなγグロブリン分画の幅広い増加がみられる病態が検出され(疑われ)ます。

☆病態検出後の対応(次に行う検査など)  
  1. GOT(AST)、GPT(ALT)、γ‐GTP、ALP、コリンエステラーゼ、腫瘍マーカー(AFP、PlVKA‐Uなど)、肝炎マーカー(HBV、HCVなど)の検査値を確認して下さい。

☆「肝硬変の疑い」に含まれる病名

 病 名  肝硬変、肝細胞癌、時に慢性肝炎 

※櫻林郁之介監修:病態解析システム活用マニュアル.常光.より抜粋



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