病態の説明3

 「ネフローゼ症候群の疑い」の例

デンシトグラム☆病態の基本
  1. 判定条件
    1. 血清総蛋白量の減少
    2. アルブミン分画の減少
    3. αグロブリン画の増加
    4. γグロブリン分画の減少
    5. αグロブリン分画/αグロブリン分画比の増加
       
  2. 病態
     比較的分子量の小さな蛋白成分、たとえぱアルブミンやトランスフェリンなどが尿中に失われ、α−マクログロブリン、リポ蛋白、IgMなどの比較的大きな分子の蛋白成分が血中に残り、特有なパターンを呈しています。

☆病態検出後の対応(次に行う検査など)  
  1. 尿中蛋白定性検査
     
  2. 尿蛋白定量検査
     
  3. 血中脂質検査(コレステロール、中性脂肪)
     
  4. 免疫電気泳動による確認
     
  5. 各種腎機能検査も実施して下さい。

☆「ネフローゼ症候群の疑い」に含まれる病名

 病 名  ネフローゼ症候群 

※櫻林郁之介監修:病態解析システム活用マニュアル.常光.より抜粋



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