各タイプ別年齢と移動度の関連 ![]() ![]() ![]() ![]() | 興味をもったのは各タイプ別の年齢と移動度の関係です。塗布位置からアルブミンの移動度までを1としてM蛋白の移動度を相対的に見てみたものです。横軸は年齢を示しています。年齢によって各M蛋白の移動度がどこにあるのかというのをプロットしました。そうしますとIgG-κは相関係数0.226ですが、IgG-λだと0.622の相関がありIgA-κだと0.913とかなりの相関関係にあります。年齢が加齢になるほど移動度が陽極側に出現するというのが全体的な傾向と言えます。IgG-κ型は0.226では相関がありませんが、G-λ型、IgA-κ型、IgA-λ型は相関があるという具合にタイプによって違うのも興味があります。免疫グロブリンのM蛋白が加齢により陽極側にシフトするということは、シアル酸のような糖鎖がつくか、また他のものによって修飾されている可能性があります。 |