第10回 リレー講演より「動脈硬化とリポ蛋白代謝異常」(4)



検査手技

プローブの方向と血管分岐のイメージ図経動脈内プラークにより発生する異常血流とその分布
プローブの方向と血管分岐のイメージ図経動脈内プラークにより発生する異常血流とその分布
 そこで現在では、全身の比較的大きな血管の動脈硬化がどういうふうな状態になっているのかを知るための検査として、頚動脈の超音波検査を使って、そこに肥厚、あるいは狭窄が起こっているかどうかを知る方法があります。ここに示すのは非常にわかりにくい像ですが、総頚動脈や内頚動脈を描出させてその肥厚や狭窄を調べています。
 

健常者の計測方法と計測部位


CCA:総頚動脈、ICA:内頚動脈、ICAD:内頚動脈径
VA:椎骨動脈、VAD:椎骨動脈径、sinus:頚動脈洞



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