| ポイントミュ−テーション等きわめて細かい部分の解析を行うのとは異なり50-100kb程の大きさのDNA泳動パターンで解析を行うのがパルスフィールド電気泳動です。 現在、O157、MRSAといった感染経路の特定がその対策にどうしても必要な微生物のゲノム型を調べ,菌の伝播経路の追跡が行われています。ゲノム型とは細菌DNAを数種類の制限酵素で切断し、生じるDNA断片の長さを電気泳動で型別するものです。従来のアガロース核酸電気泳動では数100〜20,000base の範囲での分離がせいぜいでした。これでは巨大な細菌DNAの切断パターンは解析できません。 |