常光は、この「経営の指針」を具現化することを使命としています。

-
第1章はじめに
-
1.「経営の指針」の位置付け
「経営の指針」は、常光の経営において拠り所となる経営理念・経営目標・価値基準・行動基準を示すものです。
経営判断に際しては、常にこの「経営の指針」に立ち返り、常光の価値観を理解し認識した上で判断することを求めています。この「経営の指針」は、人間の本質に対する理解を基盤とし、30年・50年・100年という長期的な視野をもって制定されたものです。そのため、改訂にあたっては多様な知恵を集め、十分な議論を重ねることを重視しています。
同時に、この指針は不変ではありません。会社を取り巻く環境は時とともに変化します。私たちはその変化を恐れることなく受け止め、未来を予見し、環境に適応するために会社自身を変革していきます。変化に挑み続ける姿勢こそが、常光の持続的な成長を支えるものです。
-
2.経営の指針 制定の歴史
常光の経営理念は、古くから「社是」と「行動綱領」として社員の発意によって制定され、共有されてきました。これらは日々の業務の拠り所として、会社の文化を形づくってきました。
1990年代半ば、初めての中期経営計画を策定する過程で、経営理念・経営目標をより体系的に確立する必要性が認識されました。検討を重ねた結果、1996年に「経営の指針」が正式に制定され、経営陣・管理職・社員のベクトルを合わせる羅針盤として位置づけられました。
その後も、社会環境や企業を取り巻く課題の変化に応じて見直しが行われています。2000年代には、コーポレートガバナンスの重要性が高まる中で「会社の使命」「企業統治のあり方」「分かりやすい表現」を改めて整理し、持続的な成長と健全な経営を支える仕組みとして再構築しました。
こうした歴史を通じて、「経営の指針」は単なる理念の表明ではなく、時代の変化に適応しながら進化してきた常光の経営の根幹として位置づけられています。
-
-
第2章使命
-
常光の使命は、「経営の指針」の具現化です。
企業の目的は営利であるという考え方がありますが、常光はその立場をとりません。私たちの考え方は「目標を達成するために日々実行している仕事・業務の結果として利益が生まれる」というものです。
これは利益を軽視しているのではなく、利益は社会への貢献を示すバロメータであり、会社の存続に不可欠なものです。利益は会社にとって空気・食料・血液に相当するほど重要ですが、第一義の目的ではありません。会社にとっての第一義の目的は、あくまでも「会社の目標を達成すること」です。
近年、株主価値の最大化を企業の最大目的とする考え方が広がっています。常光も株主の信頼と期待に応えることを大切にしています。しかし同時に、社員・顧客・取引先・地域社会といった多様なステークホルダーの利害を調和させることが、持続的な成長に不可欠であると考えています。
社員一人ひとりの成長や働きがいを尊重することは、企業価値を高め、株主を含むすべてのステークホルダーに還元されるものです。常光はこの調和を使命として、良識ある企業市民としての責任を果たしていきます。
-
-
第3章社是・行動綱領
-
1.社是
我々は社業に誇りをもち、科学文化の発展に貢献します。
2.行動綱領真実一路仕事をします。
誠心誠意仕事をします。
明朗積極的に仕事をします。
責任を自覚し迅速正確に仕事をします。
礼儀正しく仕事をします。
高邁なる人格を磨きます。
和親協力明るい職場をつくります。
-
-
第4章経営目標
-
経営目標① 新しい価値の創造と開拓によって科学文化の発展に貢献します。(挑戦と創造)
人類の歴史は、新しい価値の創造と開拓、そして古い価値の移り変わりの連続です。技術や文化は常に進化し、時代に応じて新しいものが生まれ、役割を終えたものは次の価値に道を譲ってきました。
常光も自らの分野において新しい価値を創造し、開拓し、科学文化の発展に貢献します。② 貢献することを誇りとし喜びとする会社にします。(誠実と責任)私たちは、愛とまごころをもって社会に貢献することを誇りとし、喜びとする会社を目指します。社員にとって魅力を感じられる会社であり続けるとともに、納税を通じて社会に貢献し、お客様から「満足だ」と言っていただけること、株主から「信頼できる」と評価されることを目標とします。
③ 自己実現の場として活力溢れる会社にします。(自己成長)常に時代を先取りした目標に挑み、社員一人ひとりが自己実現を果たせる場として、活力に満ちた会社をつくります。社員が自らの才能を発揮し、能力を伸ばし、挑戦を通じて成長できる環境を整えます。
社員個人の自己成長や目標が会社の成長と結びつき、互いに高め合うことで、組織全体が理想的に成長していけるのだと信じています。④ 社員が魅力を感じ、満足を感じる会社にします。(尊重と協働)会社をつくるのは人であり、企業文化をつくるのも人です。社員同士が信頼を基盤に、尊重と協働の精神で人間関係を築ける職場を目指します。
同時に、社員が自己実現を果たしながら安心と魅力を感じ、心から満足を得られる組織を実現します。⑤ 上場会社を目指し、社会的信頼を高めます。(持続可能性)透明性の高い経営を行い、社会からの信頼を積み重ねます。
上場を目指すことは単なる制度上の目標ではなく、ガバナンスの強化、情報開示の徹底、持続可能な成長を追求する姿勢の表れです。株主をはじめとするすべてのステークホルダーに誠実に応え、社会的責任を果たすことで、信頼される企業であり続けます。
さらに、創業以来70年以上歩んできた歴史を礎に、次の世代へと会社を残し、未来にわたって社会に貢献し続ける企業であることを目指します。第5章経営のあり方
-
経営目標を実現するために、常光が大切にしている姿勢と方法を以下に示します。
1.愛とまごころを根幹に倫理観を含む「愛とまごころ」をもった良識ある企業市民であることを、経営のすべての根幹とします。
2.環境変化への適応会社を取り巻く環境は時とともに変化します。その変化を予見し、柔軟に適応できるよう会社自身を変革します。
3.挑戦と卓越の追求常に挑戦し、超一流を目指す姿勢を持ち続けます。
4.目標達成への確信不断の意志をもって実行すれば必ず成就できると確信し、経営にあたります。
5.自主性の尊重社員の自主性を尊重し、期待をもってその力を引き出します。
6.働きがいの重視働きがいを重視し、社員が誇りと充実感を持てる職場をつくります。
7.公正な評価と適切な処遇給与・役職・資格・職務などにおいて、公正な評価と適切な処遇を重視します。
8.才能の活用と能力の育成社員の才能を生かし、能力を育てることで、個人と組織の成長を促します。
9.権限と責任の分担権限と責任を適切に分担し、組織として協働して仕事を進めます。
10.計数管理の徹底経営の健全性を保つため、計数管理を徹底します。
第6章経営計画のあり方
-
常光は経営の指針を根幹とし、中期的な計画と年度計画を策定し、継続的な点検と改善を行うことで、持続可能な成長を目指します。
第7章コーポレートガバナンス(企業統治)
-
1.基本認識
私たちは、会社を社会の一員として独自の使命と責任をもつ「人格ある存在(法人)」と捉えています。
会社は誰かの私物ではなく、会社そのもののために存続し、社会に貢献するためにあります。
常光は「経営の指針」の具現化を使命とし、30年・50年・100年の長期視野で、責任ある経営を行います。2.ガバナンスの根幹ガバナンスの出発点は、「良識ある企業市民」であり続けることです。
私たちは、社会から受け入れられる価値観と高い倫理観にもとづき、判断し、行動します。
その姿勢は、医療に関わる企業としての安全性・品質・誠実さを最優先とする決意に支えられています。3.実行の基本姿勢• 理念にもとづく経営判断
「経営の指針」を基盤に、倫理と誠実さに立脚した意思決定を行います。
• 透明性と説明責任
ステークホルダーに対し、必要な情報を適時・適切に開示し、建設的な対話を重ねます。
※医療機関との関係に関する具体的な公開は、別に定める透明性の指針に従い実施します。
https://jokoh.com/about/shishin/• 健全な監督と内部統制
組織としての監督機能と内部統制を適切に機能させ、継続的に点検・改善します。
• 人材と風土
すべての役員・社員が良識ある企業市民として行動できるよう、教育・対話・学びの機会を重ね、明るく誠実で挑戦的な風土を育みます。
4.継続的な進化ガバナンスは固定的な仕組みではありません。
社会環境や法令、医療の進歩に応じて、体制・運用・示し方を定期的に見直し、実効性を高めていきます。5.結び私たちは、長期にわたり社会からの信頼に応え続けるため、
「良識ある企業市民」としての原点を忘れず、透明性・公正性・健全性を備えた経営を貫きます。その歩みが、「経営の指針」の具現化と、常光の持続的な成長につながると信じています。
-

